やっと化粧解禁となった時の話
校則が厳しかった高校を卒業後、やっと化粧解禁となった時の話です。
化粧には興味があったものの、スキンケアからメークまで、その方法がわからないまま過ごしていました。
ある時、買い物にでかけ歩いていると、化粧品のセールスレディに声をかけられました。そして、化粧に興味がないかを聞かれ、私は素直にありますと答えました。
一から全部教えてあげますよ。ということで、私はコスメショップの奥に案内されました。私の前には何やら高級そうな瓶がずらりと並びました。
ひととおり基礎からメークまで終わり、是非これからこれを使うようにと言われました。
私は綺麗になった自分の顔を鏡でみて、使ってみたいとは思いましたが、金額を聞くと、とても払えるような額ではなかったので、その日は、考えるからと言って帰りました。
ところが、その夜から肌がひりひりしてきました。
だんだん赤く腫れ上がってきました。
翌日、私はその化粧品の店に行き、肌を見せて対処らしいことをしてもらいました。
しかし、その後、肌はどんどん悪化していきお岩さんのようになってしまいました。
母親のススメで皮膚科に行きました。
そしてその経緯を話し、しばらくステロイドの塗り薬をつけることになりました。
10日ほどですっかり綺麗になりましたが、お医者さんから、化粧品の成分には気を付けるようにと言われました。それ以降、成分重視で選ぶよう気をつけています。